🟠十年前、果たせなかったことが人生の忘れ物としてずっと心の奥底に眠っていました。
多分取り戻しに行けないままに終わるんだろうなぁと思っていました。
ところがコロナ禍でできた時間で登山を始めてみるとその忘れ物が表面に浮き上がって来たのです。
それは中学の頃に大朝日岳町民登山に参加して、鳥原山でリタイアしたこと。
座り込んでおにぎりを頬張りながら見た小朝日岳はとても大きく見えました。
近いけれどはるか遠くに見えました。
朝日連峰はとても大きな山で体力も無くなってるからもう登るのは無理だろうなぁ。
ところが知り合いにこの話をすると、大朝日岳までには3カ所の水場があるから水の心配はしないでとにかく荷物を軽くして、早朝から登り始めれば大丈夫!
その言葉に乗せられる形で、登る日は休みの日、天気の良い日、それも10月まででないと雪が降ってしまいますから。
10月はイベント続きで来年は登れるかわかりません。
で、9月最終火曜日に挑戦することに決めました。
曇りの予報ですが今回は距離が短い古寺鉱泉側から登ることにします。
古寺山に着きました。
岩場の急登を2時間半程、ここまでが辛い登りで後は気持ちの良い尾根歩きと思っていたらなんとポツポツと雨粒が落ちて来ました。
夕方の降水確率は高かったけれどまだ午前9時過ぎ。こんなに早く降り始めるとはちょっと慌てましたがとにかく歩を進めて小朝日岳へ。
雨脚は強くないものの止みそうもない雨。
悔しさもありますがあの時見上げた小朝日岳には登ることができたし、ここで強行して大朝日岳に向かっても帰りが心配なのでここで引き返すことにします。
そして
大朝日岳まではピストン登頂で考えていましたが、止めて小朝日から鳥原コースを選んだことで
再び鳥原山山頂に立つことができました。
小さい時の光景がフラッシュバックして感無量 バンザイ!!
右手前が小朝日岳、左奥が大朝日岳。
のんびりしている時間はありません大降りになる前に下山しなければ。
しかし鳥原コースの長いこと長いこと。
やっと登山口に着いたのは午後2時半をまわっていました。
今回は私にとってこれが精一杯。
今回のリベンジ‥‥??
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