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BLOG七日原セントラルロード物語

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一切経山 (魔女の瞳)

コーヒー

帰路、2日目の登山は一切経山。
10年前に一度登って、
登り切ったところで眼下に見えた五色沼(魔女の瞳)の感動が
忘れられずに、是非夫にも見せたかった。

震災前、同郷の先輩に連れて行ってもらった山は一切経山。
地中から噴出するガスの硫黄臭に戸惑いながらも
活火山の生々しさが感じられた登山道を登り切って
頂上に着くと、引き込まれるような魔女の瞳の湖面の水の青さに
興奮した私達。ふと振り返るとこぶしで溢れる涙を拭う
先輩がいました。

ここは彼が亡くなった奥さんと最後に登った山だということを
一緒に行った友達に聞かされました。
たぶんその日も変わらずに静かな佇まいを見せていただろう湖を
想像して思わずもらい泣きしたことを思い出します。

私も10年経ったこの日、またこの場所に立つことができました。
この間、東日本大震災や、親しい人との永遠の別れ、
本当にいろんなことがあった…
そんなことが頭の中を駆け巡ります。

ただ体力、筋力の衰えからは10年の年月を感じさせられました。


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コメント

  1. 立ち入り禁止が解除されてからは行ってませんが、3回くらい行きました。
    とにかくきれいですよね、五色沼。(私が行ってた頃は吾妻の瞳と呼んでいたかも)
    次男と行ったときは体調が思わしくなく、噴気孔だけ観察して下の湿原で待っていました。
    蔵王のお釜より周囲の植生もきれいだし、もう一度挑戦したいです。

      • peco
      • 2020.09.18

      標高480mさん
      標高さんも登りましたか。
      10年前に登った時は晴れていて、水の色がもっと深いブルーでした。
      その時通った登山道はもう通行禁止になっていて残念でした。
      ガスの噴出が近くで見れましたからね。
      でも今思うとかなり危ないルートですよね。
      吾妻の瞳もいいネーミングですね✌

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